「設計編 ②」設計スタッフ 貝沼の自邸建築ブログ~最もフィジカルで最もプリミティブで最もフェティッシュな住まいづくり~ vol.6
- 貝沼 滉暉
- 設計スタッフ 貝沼の自邸建築ブログ
こんにちは
㈱新和建設 設計部の貝沼滉暉(カイヌマコウキ)です。
いつもブログを読んでくださっている方、ありがとうございます!(感謝感謝)
みなさまの日々のおもしろコンテンツとして昇華できるよう頑張りますので是非完成まで追ってもらえると幸いです。
設計編 エスキースを終えました
やっとエスキース終了しましたので実際に作成したものをお見せします。
前回のラフエスキースをさらに煮詰めて、簡単な断面計画を作成したものです。
私の進め方ですが
1.柱の位置を決める(構造上の無理が生じるのを防ぐため)
2.部屋の配置を事前に決めた柱の内側で組み立てていく
3.外観を整える(基本はシンメトリー形状だと美しい外観になりやすいです)
4.吹き抜けや横架材の配置を考え、上下の繋がりと外部空間とのつながりを検討する
というような感じ
物件や土地の条件によって進め方が異なることはありますが基本的にはこの順序で進めていきます。
今回テーマとして大事にしたことは
1.キッチンから外を眺めれるように(奥様ただ唯一の要望)
2.開口部を南側に設け、ウッドデッキとの繋がりをつくる(中間領域の作成)
3.吹き抜けをつくり温熱的な効率向上を目指す
この時点で人間が歩くであろう導線の確認や、家具の配置は図面上に記載しておくとPCで打ち込む際により良いものが仕上がっていきます。
個人的に玄関を少し引っ込めてアプローチを作りこみ、照明などで陰影を出す手法が好きなので今回も採用しております!
実際のイメージパース(2F内観)
上記エスキースを基に作成した内観パースを公開します。
内観を作成しながら、空間の高さや窓の配置、太陽光の入り方などをPCで確認していきます。
(この作業が一番楽しい)
今回2Fについては「スケルトンインフィル」とし、将来的に部屋を間仕切りできるように仕上げようと思います。
子供たちはまだまだ自分の部屋を持つ年頃ではないため、その時が来たら考えようかと!
2Fイメージはこんな感じです↓
美しい架構ですね
登り梁で水平構面の確保をしつつ、付加断熱の下地とするSHINWA得意の組み方です。
この時点ではまだ図面は作りこんでいないので雑なCGではありますが、大事な開口部の確認や空間構成のおおよそをつかむことが可能です。
実際のパースイメージ(1F内観)
やはり「木」が大好きな会社なので、美しい架構を活かした設計を心掛けています。
今回自邸では近所で伐採した木を使用する予定ということもあり、なるべく木材に敬意を示した間取りになればと。
おおよそのイメージとはなりますが空間構成を把握するには充分な資料となり得ます。
今回は「和モダン」のイメージで進めていこうかと
この時点でしっかりと柱や梁の位置を検討して設計図に落とし込めていると非常に良い仕上がりが期待できます。
次回予告
今回はエスキースからおおよその内観イメージを見ていただきました。
これ以降は細かい図面の寸法調整や納まり、性能部分の計算に進んでいます。
マニアックな話が増えてくるとは思います。
平面図をPCで書き込んでお見せするのもありかなと
また来週!
記事概要
R7.10月末の入居を目指して、皆様に情報をお届けしながら、共に有意義な住まいづくりを進めていければ幸いです!
シリーズブログとして1~2週間に1回程度の更新を続けていきますので宜しくお願い致します。
㈱新和建設 設計部 貝沼
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